景気判断
日銀は、景気の現状判断について、従来の大幅に悪化しているとの表現を
上方修正する検討に入った。輸出や生産をめぐる経済指標で下げ止まりの
兆しが見えてきたためで、金融政策決定会合で議論する。上方修正すれば、
ゼロ金利政策を解除した06年7月以来、2年10カ月ぶり。
日銀は1月から景気は大幅に悪化し、先行きも当面悪化を続ける可能性が高い
との厳しい認識を示してきた。3月の鉱工業生産が6カ月ぶりに改善するなど、
昨秋以降の急激な景気の落ち込みが鈍りつつあることから、日銀の白川総裁は
悪化は徐々に緩やかになり、年末にかけて安定するとの認識を示していた。
一方、株価や為替相場など金融市場には不安定さが残り、雇用・消費の悪化も
懸念されるため、日銀は景気下振れリスクがあるとの見方を崩していない。
景気判断を上方修正しても、小幅にとどめるとみられ、積極的な金融緩和で
景気を下支えする姿勢は維持。実際、景気のいい話はあまり聞かないですが、
どうなるのでしょう、景気は良くなるのでしょうかね。
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