景気拡大期
内閣府は、02年2月から続いた戦後最長の景気拡大期が07年10月に頂点に達し、
同11月から景気後退局面に入ったと認定する方針を固めた。高度成長期の
いざなぎ景気(65年11月~70年7月、4年9カ月)を上回った今回の
景気拡大期は5年9カ月(69カ月)で終終わったことになる。
戦後最長の景気拡大期は、実質の経済成長率は平均2%にも満たず、
10%を超えたいざなぎ景気の5分の1で、5%程度だったバブル景気の半分以下に
とどまった。米国や中国など外需依存の景気拡大で自動車など輸出企業は過去最高益を
更新する一方、非正規雇用の拡大などで雇用者所得は伸び悩み、
実感の無いまま景気拡大は終わってしまいました。
関連記事